今回はWeb関連の話ではなく、私がマンションに引っ越した後の体験談をお話をします。
マンションに引っ越した後、NHKや新聞社や不動産業者などなど、さまざまな業者が営業に来ることはご存知でしょうか?
引っ越しに不慣れな方は、引っ越した後にやたらと人が訪ねてくることが心配になっているかもしれません。
本稿では、引っ越し後の不安の種の一つである「やたらといろんな業者が来る」ことを取り上げ、怪しい業者の見分け方を私の体験談を通してお伝えしようと思います。
このようなトピックを扱えるメディアを私が持っていないのでこのブログで紹介します。
SEO的によろしくないことですが、、、まぁたまには良いでしょう。
私の実例
マンションに引っ越して数日経ち、インターホンが鳴りました。
この時、エントランスのインターホンではなく、部屋のドアのインターホンが鳴りました。
ドアを開けてみると、作業服を来た二人組の男性がこのように言ってきました。
「〇〇セキュリティ(有名な会社名にそれらしい文言を付けた会社名らしきもの)から依頼されて来た者ですが、換気口のフィルターの点検をさせていただけますか?」
当時、私一人だけだと、「あ、そうですか。よろしくお願いします。」と言って部屋の中に招き入れていたことでしょう。
幸いにも、当時は私の父(とても用心深い)と一緒に対応したため父が追い返してくれました。
父はこのように言って追い返しました。
「そんな人が来るとは聞いてないので管理会社に確認してみます。また後日来てもらえますか?」
おそらく父も動揺していたのでしょう。この時、名刺をもらうのを忘れていました。
しかし業者も簡単には引き下がりません。
「正式に〇〇に依頼されていて、数分で終わるような確認です。」
とのことですが、父はほぼ確信したように怪訝(けげん)な顔をして言います。
「ん?えっと、どこから来られたんですか?」
ここから業者はしどろもどろになっていきます。
「あの~、管理会社さんを通して〇〇セキュリティからの依頼でフィルターの確認をさせていただきたくて、、、少し見るだけで終わると思いますので、、、」
父は呆れて少し笑っていました。
「いや、そんな話は聞いてないので確認します。今日のところはお引き取りいただいても良いですか?」
こうして、この業者は帰っていきました。
、、、
いや、おそらくはそのまま帰ってはいないでしょう。
エントランスから出ず、他の部屋のドアホンを鳴らしに行ったと考えるべきでしょう。
なぜなら、私の部屋がそうだったから。
怪しいポイント①:エントランスのインターホンではなくドアホンが鳴ったこと
正当な手続きを踏んだ業者が各部屋に訪問する際、エントランスの時点で各部屋のインターホンを鳴らします。
このとき、「上の階から順にお伺いしますのでよろしくお願いします」といった感じで伝えてくれます。
そして、高階層から順にエントランス時に応答が取れた部屋を訪問していく流れです。
怪しいポイント②:正確な自己紹介が無いこと
この業者は「〇〇セキュリティからの依頼で換気口のフィルターの点検をしに来ました」といった表現で自己紹介していました。
この「〇〇」の部分はおそらく誰でも知っている非常に有名な会社名でした。
これだけだと本当に点検に来たのか、フィルターの営業なのか、判断がつきませんでした。
訪問業者が信頼できるかどうかの重要な判断材料は、明確な自己紹介と所属を示す身分証明の提示です。
名刺をもらうのを忘れていたのは痛恨のミスでしたね。。。
みなさんは必ず名刺をもらってください。
怪しいポイント③:業者が来ることを管理会社から事前に聞いていないこと
マンションに住んでいると、いろいろな理由で業者が部屋に入ったり、共用部に立ち入ったりすることがあります。
そういった場合には必ずマンションの管理会社からの通知があります。
特に、居住者の部屋に立ち入る場合は掲示板での通知ではなく、書面の通知書が各部屋のポストに入れられています。
「〇〇〇〇年〇月〇日に□□のため株式会社△△△の作業員がお部屋に立ち入り◇◇◇◇する作業を行います。」
といった風な内容の書面の通知が各部屋のポストに入れられて、居住者が必ず確認できるようになっています。
もちろん、そのような立ち入り確認・作業をするためには、事前に理事会や総会で審議し、立ち入りの同意を得た居住者にのみ、立ち入り確認・作業を行います。
当時、私は不慣れだったため疑うことができず、業者が来ても「そういうものなのかな?」と受け入れてしまっていました。
怪しいポイント④:やたらと部屋の中に入りたがること
父はこの点が最も怪しいと言っていました。
作業の内容も良く分からないのに「確認」だとか「すぐに終わる」とか言って、何かに理由を付けてどうにかして部屋の中に入ろうとしていることが非常に怪しいです。
後日、その業者からも管理会社からも何の連絡も無し
後になって、その業者が来ることはありませんでした。
そして、管理会社からは何の連絡も無いのでおそらく営業か詐欺です。
フィルターを買わせたかったんでしょうね。
もし、正当な手続きで「フィルターの確認」に来ていたのだとしたら、総会や理事会の場で管理会社からこのように言われるでしょう。
「〇〇〇〇号室の□□□□様のお部屋のフィルターの確認ができておりませんので、後日改めてお伺いさせていただきますので、日程の調整をさせていただいてもよろしいでしょうか?」
まとめ
引っ越しに不慣れな人にとって引っ越しは一大イベントです。
やっとこさ、その一大イベントを終え、一息ついて気が緩む時期を狙ったかのように業者が訪ねてくると「良きようにやってくれ~」と丸投げしてしまいがちです。
私の場合は幸いにも、用心深い父が一緒に対応してくれたおかげで何事もなく終えることができました。
その父は昨年、他界し、父が教えてくれたことを残したいという想いもあってこの記事を書きました。
亡き父に捧ぐ
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